出口調査(読み)デグチチョウサ

精選版 日本国語大辞典 「出口調査」の意味・読み・例文・類語

でぐち‐ちょうさ‥テウサ【出口調査】

  1. 〘 名詞 〙 国政選挙地方選挙で、選挙人が誰に投票したかを投票所の出口で調査すること。放送局などが開票に先立って当落を予想するために行なう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「出口調査」の意味・わかりやすい解説

出口調査
でぐちちょうさ

選挙の際、投票所の出口で有権者から投票の態度をきき、候補者の当落、得票率などを判断するための調査。新聞テレビなどの報道機関速報あるいはその参考のために実施することがあり、アメリカの選挙では当落判定の重要データになっている。日本では、1996年10月の衆院総選挙や98年7月の参院選で、十数万人規模の出口調査結果を報道するところもでたが、当落判定に全面的に用いるところまでにはいたっていない。

[編集部]

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百科事典マイペディア 「出口調査」の意味・わかりやすい解説

出口調査【でぐちちょうさ】

選挙において,報道機関などが投票結果をいち早く予測するために,投票所の出口で投票を終えた人を対象に直接行う聞き取り調査のこと。この方法は欧米で広く行われているもので,日本でもNHKが選挙報道にあたって補助的に行っていたが,1992年の参議院選挙から民放テレビ局が本格的に導入して一般化した。ただしこの方法は統計学上は十分に確立されたものとはいえず,各機関も世論調査などと併用している。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「出口調査」の意味・わかりやすい解説

出口調査
でぐちちょうさ
exit poll

報道機関が選挙報道で当落予想の信頼性を高めるために,投票場の出口で有権者に投票結果を聞き集計する方法。日本では 1992年の参議院議員選挙の頃からおもなテレビ局が本格的に導入を始め,回数を重ねるにつれ精度を向上させてきた。アメリカでは長らく一般的な手法であったが,2000年の大統領選挙で予想がはずれ,調査と報道のあり方を見直すきっかけとなった。

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