コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

分娩監視装置 ぶんべんかんしそうち

4件 の用語解説(分娩監視装置の意味・用語解説を検索)

妊娠・子育て用語辞典の解説

ぶんべんかんしそうち【分娩監視装置】

妊産婦さんのおなかにベルトを巻き、赤ちゃんの心拍数、胎動、子宮の収縮の具合をチェックする装置。それぞれグラフとなって出てきます。お産のときにも様子の変化を診るために用いますが、妊娠末期にも行なうことがあります。この場合、胎児にストレスを与えず検査ができるので、「ノンストレステスト」と呼びます。

出典|母子衛生研究会「赤ちゃん&子育てインフォ」指導/妊娠編:中林正雄(愛育病院院長)、子育て編:多田裕(東邦大学医学部名誉教授)
Copyright(c) 2010 Mothers' and Children's Health and Welfare Association. All Rights Reserved.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

ぶんべんかんしそうち【分娩監視装置 cardiotocomonitor】

エレクトロニクスを利用して,分娩時の産婦と胎児の状態を監視する装置。分娩時の両者の状態を知るための指標はいくつかあるが,そのうち胎児心音については1818年マイヤーF.Mayorが報告し,子宮内圧については72年シャッツM.Schatzが初めて測定し,1906年には胎児心電図も記録できるようになった。60年代終りには,心音と陣痛,心電図と陣痛の組合せにより分娩の進行状態と胎児の心臓の状態を観察する装置の開発がホーンE.H.Honらによってすすめられ,ME技術の進歩によって分娩監視装置呼ばれるようになった。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

分娩監視装置
ぶんべんかんしそうち
tocomonitor

胎児心拍陣痛計ともいう。 ME機器を利用して,分娩時の胎児の心拍数と産婦の子宮収縮 (陣痛) を連続的に検出,監視し,異常を早期に発見して,安全な出産を行うことを目的とする装置。血液ガス所見など,必要なデータは数多いが,なかでも陣痛曲線 (子宮収縮曲線ともいう) と胎児心拍数の監視が重要である。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

分娩監視装置
ぶんべんかんしそうち
tocomoniter

エレクトロニクスを利用して分娩の状態を、母体側からは陣痛(子宮内圧)や血圧、子宮口開大度など、胎児側からは脈拍、血圧などを連続して監視できる装置をいい、早期に異常が発見できる。これには一般に胎児心拍陣痛計が使用されている。胎児心拍計は腹壁上に装着した心音マイクロホンや、超音波ドップラー音または胎児心電図(児頭より測定する)などから心拍数を計測するものである。正常胎児心拍数は1分間120~160拍である。陣痛計は陣痛の程度、つまり子宮の収縮圧を、腹壁上に装着した検出器や、子宮内カテーテルで測定し、圧変化曲線として表示するものである。これらの装置により、胎児心拍数と陣痛圧曲線とが経時的にブラウン管やグラフに表示され、母体や胎児の変化がすぐにわかるよう、くふうされている。
 分娩監視装置で胎児仮死などの分娩時の異常が的確に発見でき、迅速な対処が可能となる。たとえば、一般に胎児心拍数は子宮収縮に同期して徐脈化(脈拍数が減ることで、この場合は1分間120拍以下)するが、子宮内で臍帯(さいたい)(へその緒)が圧迫されたり、児頭が圧迫されたりすると、子宮収縮と徐脈化との間にずれが生じたり、徐脈の程度が強くなったりする。胎児心拍数が1分間に100拍を割ったり、異常徐脈が5分以上も続くときは、胎児仮死の危険があると判断される。
 分娩監視装置が普及することにより、新生児死亡の頻度が低下し、出産は安全なものとなった。とくに事前に骨盤位(さかご)や多胎などの異常分娩が予測される場合には、多大な効果を示すので、近年では分娩になくてはならないものとなっている。また、このほか、分娩前に胎児仮死になりやすいかどうかをチェックするテスト(oxytocin challenge test略称OCT)などにも応用されている。OCTは、分娩前にオキシトシンというホルモン剤で軽い陣痛を誘発し、それに対する胎児心拍の反応をみるものである。[木村和文]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

分娩監視装置の関連キーワード光エレクトロニクスパワーエレクトロニクスモレクトロニクス量子エレクトロニクスバイオエレクトロニクスカーエレクトロニクスクライオエレクトロニクス固体エレクトロニクス日経エレクトロニクス富士エレクトロニクス

今日のキーワード

大統領補佐官

各種政策の立案その他に関し,側近として大統領に助言する役職だが,実質上はブレーン,顧問として多面的な役割を担う。憲法で定められた唯一の行政責任者である合衆国大統領は,強大な権力を持つにもかかわらず,議...

続きを読む

コトバンク for iPhone