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切削油 せっさくゆcutting oil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

切削油
せっさくゆ
cutting oil

切削作業に使用する潤滑油。おもに金属材料を切削,研磨するとき,摩擦,発熱によって障害を起すことがないように,刃を冷却し,摩擦を軽減し,仕上げ面を美化するために用いる。また工具の寿命延長,加工品の錆の発生を防ぐこともできる。鉱油,動植物油脂類があり,水に不溶のものと,水溶性のものがある。不水溶性切削油には活性と不活性とがあり,活性のものは,被削性の悪い鋼材の歯切り,ブローチ,ねじ切り作業に使い,不活性のものは広く鋼材切削に使う。水溶性切削油は冷却性にすぐれており,一般に荒削りに用いられる。切削油の効果は,切削条件によって異なり,特に切削速度によって著しく変化する。

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百科事典マイペディアの解説

切削油【せっさくゆ】

金属の切削加工に使われる油。摩擦抵抗を減じ,切削点の温度を低下させ,さび止め効果があるので,工具の寿命がのび,加工精度が向上する。水で割ってエマルジョン(乳濁液)として使用するものもある。
→関連項目潤滑油

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世界大百科事典 第2版の解説

せっさくゆ【切削油 cutting oil】

金属加工油の一種。切削油の機能は工具と金属の加工面との潤滑および冷却にあり,金属加工の精度の向上,工具の寿命の増大,被削材および工具のさび止めなどの効果がある。JISでは切削油剤として,不水溶性切削油剤と水溶性切削油剤とに大別し,それぞれをさらに3種に分類している(表参照)。【冨永 博夫】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

切削油
せっさくゆ
cutting oil

旋盤工具類による金属の切断、研摩、穿孔(さくこう)などの際に、潤滑、冷却、防食などの目的で用いられる油。鉱油、油脂をベースとして石油スルホン酸塩、硫化油脂その他リン、塩素などを含む油溶性化合物を添加して、潤滑性能を高めた水不溶性の不水溶性切削油と、高速切削の際の冷却性を重視した水に可溶性の水溶性切削油に大別される。後者はさらに乳化型、可溶型および溶液型に分類されるが、一般に軽質鉱油に5~10%の水中油滴型(o/w型)乳化剤(スルホン酸塩、ロジン酸、ナフテン酸、脂肪酸のアルキロールアミンせっけん、ポリオキシエチレン系非イオン活性剤、エマルホアSTH型RSO2NHCH2COONa界面活性剤など)を添加し、さらにアルコール類、グリコールエーテル類、テルペン系溶剤、消泡剤、殺菌剤、硬水軟化剤などを配合したもので水を加えた場合、耐荷重性、防錆(ぼうせい)効果の優れた安定な乳液もしくは透明溶液が得られる。[岡原光男]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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