デジタル大辞泉 「則る」の意味・読み・例文・類語 のっ‐と・る【▽則る/▽法る】 [動ラ五(四)]《「のりと(則)る」の音変化》規準・規範として従う。「伝統に―・った儀式」「法に―・って裁く」[類語]従う・因る・準拠・立脚・準ずる・則する・依拠・服する・応ずる・倣ならう のり‐と・る【▽則る/▽法る】 [動ラ四]《則のりをとる意》手本とする。模範にする。のっとる。「これを宗とぞともに―・る」〈日本紀竟宴和歌〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「則る」の意味・読み・例文・類語 のっ‐と・る【則】 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「のりとる(則)」の変化した語 )① 則(のり)、行動の規範として従う。模範とする。手本とする。[初出の実例]「鳳暦永則レ天(てんにノットルこと)、恐非二微臣之忠功一、其為レ誰乎」(出典:太平記(14C後)一二)「此をしへにのっとって天下を治め給ひなば」(出典:浄・用明天皇職人鑑(1705)一)② 相手の言葉をうけて言う。[初出の実例]「かのいへだんぜついたせし事、ざんねんに候との仰にのっ取きん直卿、しゃく取直しのたまふは」(出典:浄瑠璃・京四条おくに歌舞妓(1708)六)則るの語誌中世までの仮名文学作品には用例を見出し難く、平安時代以来、漢文訓読語として用いられた。しかし、仏経の訓読には見られず、外典及びそれに準ずる資料の訓読において促音無表記の「のとる」が用いられている。 のり‐と・る【則】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 則(のり)をとるの意 ) 行動の規範を求める。模範とする。手本として習う。のっとる。[初出の実例]「固に已に英でたることを曩代に飛ばし、式(もっ)て前典に徴(ノりと)れり」(出典:大唐三蔵玄奘法師表啓平安初期点(850頃)) の‐と・る【則】 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「のっとる(則)」の促音「つ」の無表記 ) =のっとる(則)〔書陵部本名義抄(1081頃)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by