割書(読み)ワリガキ

デジタル大辞泉 「割書」の意味・読み・例文・類語

わり‐がき【割(り)書(き)】

本文の間に2行に分けて細字で注などを入れること。また、その注。割り注。
歌舞伎狂言浄瑠璃名題などの上に行を割って書かれた文句
[類語]小書き割り注脚注頭注補注注釈注解校注評注訳注原注傍注左注古注新注

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精選版 日本国語大辞典 「割書」の意味・読み・例文・類語

わり‐がき【割書】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 本文の間に、二行に小さく注を書きいれること。また、その注。割注。〔和英語林集成初版)(1867)〕
  3. 書名、歌舞伎狂言、浄瑠璃の名題などの上に、二行割り、または数行に割って書かれた文句。また、番付看板などで、文字を何行かに割って書くこと。
    1. [初出の実例]「其上名題の風流割書の名人」(出典:役者全書(1774)三)

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