新注(読み)シンチュウ

デジタル大辞泉 「新注」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちゅう【新注/新×註】

新しい注釈。⇔古注
中国で、経書類に付された注釈のうち、宋代以降になされたもの。⇔古注
[類語]小書き割り書き割り注脚注頭注補注注釈注解校注評注訳注原注傍注左注古注

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精選版 日本国語大辞典 「新注」の意味・読み・例文・類語

しん‐ちゅう【新注・新註】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらたに注釈すること。また、その注釈。〔日葡辞書(1603‐04)〕 〔旧唐書経籍志・上〕
  3. 宋学学者による経書の注釈。朱子の「四書集註」、朱子らの「五経集註」など。漢唐訓詁学による注釈を古注というのに対していう。
    1. [初出の実例]「禅僧は日本では仏法の新注のやうなものぞ」(出典:百丈清規抄(1462)四)

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