デジタル大辞泉 「動議」の意味・読み・例文・類語 どう‐ぎ【動議】 会議中に予定議案以外の議題を議員が提出すること。また、その議題。「緊急動議」[類語]提案・提言・提起・発案・発議・提議・提出 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「動議」の意味・読み・例文・類語 どう‐ぎ【動議】 〘 名詞 〙① 議題を提起すること。会議に意見を提出すること。特に、国会で、議員が法律案・決議案など議案の発議以外の形式で予定以外の事項につき議題を提案すること。たとえば、議案修正の動議、懲罰の動議など。[初出の実例]「議事院に於て余に反対の動議(ドウギ)を起すは」(出典:花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉五五)② 思いつきや意見をいうこと。また、その案や意見。[初出の実例]「金手の磯へ遊びに行かうといふ動議が」(出典:帰去来(1901)〈国木田独歩〉一四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「動議」の意味・わかりやすい解説 動議どうぎmotion 一般的には,合議体において,その構成員による会議の進行または手続に関してなされる提議をいう。この動議は一定の要件のもとに議院に対してなされる法律案や決議案のいわゆる議員の発議とは異なるものであるが,議会政治における与野党の攻防の武器の一つである。日本の国会においては,本会議での議案の修正の動議,議員の懲罰の動議を議題とするには,衆参議院ともそれぞれ一定数以上の賛成者がなければ,議題とすることはできない (国会法 57,57の2,121) 。それ以外の動議は,参議院規則第 90条によれば1名以上の賛成者をもって議題とする。ただし,衆議院規則にはこの種の規定はない。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
日本大百科全書(ニッポニカ) 「動議」の意味・わかりやすい解説 動議どうぎ 議員が議案以外の案件を提議すること、またはその提議された案件をいう。参議院規則第90条では1人以上の賛成者を待って議題とする旨規定しているが、衆議院規則にはとくに規定がなく、1人でも動議を提出することができると解される。ただし議案に対する修正動議、懲罰動議、質疑終局の動議など一定の賛成者を必要とするものもある。議案の発議としても動議としても行えるものに、議長等に対する不信任の案件などがある。[山野一美] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例