北条時定(読み)ほうじょう ときさだ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「北条時定」の解説

北条時定(1) ほうじょう-ときさだ

1145-1193 平安後期-鎌倉時代武将
久安元年生まれ。北条時政(ときまさ)の甥(おい)。文治(ぶんじ)元年源義経(よしつね)追討のため時政とともに京都にはいる。のち時政の代官,源頼朝の使節として市中警備にあたり,源行家やその子光家らを捕らえた。左兵衛尉(さひょうえのじょう),検非違使(けびいし)などに任じられた。建久4年2月25日死去。49歳。通称は平六。

北条時定(3) ほうじょう-ときさだ

?-1289/90 鎌倉時代の武将。
父は北条時氏,母は松下禅尼。北条経時・北条時頼の弟。宝治(ほうじ)元年の三浦泰盛の乱には大手の大将軍として鎮圧に活躍。また蒙古(もうこ)襲来にそなえ鎮西(九州)におもむき,弘安(こうあん)4年肥前守護となる。のち守護職を子の定宗にゆずり,正応2/3年博多で死去。初名は為時。通称は六郎

北条時定(2) ほうじょう-ときさだ

?-1278 鎌倉時代の武将。
北条時房の子。将軍九条頼経(よりつね)の近習番となる。寛元4年(1246)頼経が京都に送還される際に随行。つぎの将軍九条頼嗣(よりつぐ)にもつかえ,建長2年近習番頭(がしら)についた。康元元年出家。弘安(こうあん)元年閏(うるう)10月15日死去。通称は相模六郎。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む