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医王山 いおうぜん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

医王山
いおうぜん

石川県と富山県の県境にある山。両白山地北端に位置し,金沢市と富山県南砺市にまたがる。最高点は奥医王山で,標高 939m。一般には北方の白兀山 (しらはげやま。 896m) を医王山という。流紋岩凝灰角礫岩からなる。泰澄法師が開いたといわれる天台宗の霊山で,山中には薬草が多い。富山県側の山麓東部は医王山県立自然公園に指定されている。ハイキングやキャンプに適し,スポーツセンターなどの施設もある。

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日本の地名がわかる事典の解説

〔富山県(石川県)〕医王山(いおうぜん)


富山・石川県境に位置し、金沢(かなざわ)市東部にある山峰の総称。狭義には主峰の医王山(標高856m)をさすが、西方約600mの白兀(しらはげ)山(標高896m)、南方約300mの夕霧(ゆうぎり)峠、さらに南約1kmの奥医王山(標高939m)を含めた総称としても使われる。中世以来、白山(はくさん)信仰の舞台となった。奥医王山の山頂に医王山寺六角堂が祀(まつ)られ、多くの薬草が採れることで知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

医王山
いおうぜん

石川・富山県境にある山。金沢市と、富山県南砺(なんと)市との境にある。白兀(しらはげ)山、奥医王山(939メートル)などの山群からなり、最高峰は奥医王山。石川県側では普通、白兀山を医王山という。山頂部では尾根に流紋岩の岩峰や、大沼、三蛇(さんじゃ)ヶ滝などがあり、多種の薬草に富む。奥医王山頂に薬師如来(やくしにょらい)を祀(まつ)り、山名もこれに由来する。白山(はくさん)の開祖泰澄(たいちょう)がここの岩窟(がんくつ)に移り住んだと伝え、白山信仰の寺や坊が建ち栄えたこともあった。富山県側は林道が白兀山頂直下まで通じている。石川県側からはバスが運行し、登山、ハイキング、スキーなどでにぎわう。1000メートルに足りない山であるが、険阻なため、遭難のおそれがあり注意を要する。[矢ヶ崎孝雄]
『森田正敏他編『医王の自然』(1965・福光町教育委員会)』

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世界大百科事典内の医王山の言及

【永福寺】より

…富山市にある真宗大谷派の寺。山号は医王山。通称は松寺。…

※「医王山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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