十六社(読み)じゅうろくしゃ

精選版 日本国語大辞典 「十六社」の意味・読み・例文・類語

じゅうろく‐しゃ ジフロク‥【十六社】

祈雨・止雨祈請のため、特に朝廷から奉幣された伊勢神宮以下畿内の大社。平安朝初期に制定され、後に二十二社制の起源となった。
日本紀略‐昌泰元年(898)五月八日「祈雨奉幣十六社九日丁丑大雷雨」

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デジタル大辞泉 「十六社」の意味・読み・例文・類語

じゅうろく‐しゃ〔ジフロク‐〕【十六社】

平安時代祈年祭・祈雨などのために奉幣を定められた、山城大和神社伊勢石清水賀茂松尾平野稲荷春日大原野大神石上大和広瀬竜田住吉丹生貴船の16社。

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とっさの日本語便利帳 「十六社」の解説

十六社

平安時代、奉幣のために定められた神社。▽伊勢神宮、石清水八幡宮賀茂神社松尾神社平野神社稲荷神社春日神社大原野神社、大神(おおみわ)神社、石上(いそのかみ)神社、大和神社広瀬神社、竜田神社、住吉神社丹生神社貴船神社

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