コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

千葉胤成 ちば たねなり

2件 の用語解説(千葉胤成の意味・用語解説を検索)

デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

千葉胤成 ちば-たねなり

1884-1972 明治-昭和時代の心理学者。
明治17年9月21日生まれ。大正12年東北帝大教授となり,心理学講座を開設。第二次大戦中は満州国建国大教授,戦後は宮城県教育研究所所長,新潟大教授などを歴任。固有意識を中心とする心理学の体系化を追究した。昭和47年3月18日死去。87歳。宮城県出身。京都帝大卒。著作に「意識」など。

出典|講談社 この辞書の凡例を見る
(C)Kodansha 2015.
書籍版「講談社 日本人名大辞典」をベースに、項目の追加・修正を加えたデジタルコンテンツです。この内容は2015年9月に更新作業を行った時点での情報です。時間の経過に伴い内容が異なっている場合がございます。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

千葉胤成
ちばたねなり
(1884―1972)

心理学者。宮城県の生まれ。1905年(明治38)京都帝国大学文科大学に第1期生として入学、大学院に進んだが、松本亦太郎(またたろう)の実験心理学に失望して哲学や宗教に近づき、文学博士号は西田幾多郎(きたろう)によって与えられた。同大学助教授のとき、ドイツのライプツィヒ大学に留学、留学中に東北帝国大学法文学部教授に内定、故W・ブントの蔵書2万冊を東北大学に購入して帰国。東京、京都に次いで第三の心理学研究室を仙台に開設、1933年(昭和8)よりは欧文の雑誌を、続いて心理学研究叢書(そうしょ)を刊行して東北学派の研究を発表した。1940年には「満州国」の建国大学に行き東北学派の俊英を集めて満州心理学を建設しようとしたが、第二次世界大戦の敗戦により挫折(ざせつ)。帰国後は宮城県教育研究所所長、新潟大学教育学部長などを歴任した。彼の心理学は固有意識(一種の無意識)の概念を追究する特異な心理学であった。[宇津木保]
『『千葉胤成著作集』全4巻(1972・協同出版)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

千葉胤成の関連キーワード相場均今田恵大脇義一小熊虎之助佐藤幸治(1)中野佐三野上俊夫波多野勤子速水滉依田新

今日のキーワード

ネコノミクス

猫が生み出す経済効果を指す造語。2012年に発足した安倍晋三内閣の経済政策「アベノミクス」にちなみ、経済が低迷する中でも猫に関連するビジネスが盛況で、大きな経済効果をもたらしていることを表現したもの。...

続きを読む

コトバンク for iPhone