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反連邦派 はんれんぽうはAnti-Federalists

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

反連邦派
はんれんぽうは
Anti-Federalists

1787年フィラデルフィアのアメリカ合衆国憲法制定会議で起草された連邦憲法の批准に反対したグループ。強力な中央政府は個人の自由,州の権利を侵害すると主張。最初の憲法修正 10ヵ条は彼らの意向によって加えられた。新政府発足後は議会内の反対派となり,財務長官 A.ハミルトンら連邦派に対抗し,憲法の厳格解釈の立場に立つ国務長官 T.ジェファーソンを中心にリパブリカンズ (共和派) を形成した。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

反連邦派
はんれんぽうは
Anti-Federalists

アメリカ合衆国憲法草案の反対者たちに対して、賛成者フェデラリストFederalists(連邦派)がつけた呼称。フェデラリストは、商工業的利益を代表して中央政府の権限を強化することを擁護したが、ジェファソンを中心とする反連邦派は、農業的利益を代表して主権をもつ諸邦の連合を主張した。反連邦派は憲法草案に対して、権利章典の欠如、大統領の独裁者化の危険を指摘して反対に努めたが、憲法はフェデラリストの主導のもとで成立した。この2派はアメリカ史上最初の政党となったが、反連邦派は自らをリパブリカンとよび、ジェファソンは第3代大統領として、連邦派にかわり政権の座についた。[島川雅史]
『藤本一美著『アメリカ近代政党の形成』(1981・御茶の水書房)』

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