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口米 クチマイ

百科事典マイペディアの解説

口米【くちまい】

江戸時代本途物成(ほんとものなり)に課した付加税。米で納入された。鎌倉末期,租税上納の際,収納物の欠損を補うために課せられた口籾(くちもみ)の制度が起源。江戸時代当初は年貢徴収に当たる代官の経費として代官に下付したが,代官の経費はその口米より安いものだったので1725年以後口米は幕府に納入され,代官の経費は幕府からの支給となった。
→関連項目年貢

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世界大百科事典 第2版の解説

くちまい【口米】

主君の領地を管理する代官が,本年貢のほかに耕地面積または年貢高に応じて一定の割合で徴収する米穀。鎌倉末期には田地面積に応じて賦課する口籾(くちもみ)がみられたが,豊臣秀吉は1586年(天正14)直轄地にたいし年貢高1石につき2升の口米を課した。江戸幕府では,直轄地のうち関東で年貢米1俵(3斗5升入り)につき1升,永納(えいのう)の場合は永100文につき3文(これを口永(くちえい)という),西国では1石につき3升と定めたが,なお地方によって多少の異同もみられる。

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大辞林 第三版の解説

くちまい【口米】

近世の雑税の一。年貢米に付加された追加税米。幕領では初め、代官所の経費にあてられたが、享保10年(1725)以降は幕府に納入。 → 口永
見本として俵から抜き取られる米。検査者の得分となることもあったことから、付録・心付けの意にも用いる。 「お定まりの-ながら/滑稽本・続膝栗毛」

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