出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
…だから,フリー・バースあるいはベール・リーブルを〈自由詩〉と訳すのは誤りというべきで,むしろ〈自由律〉と称すべきであろう。 日本の場合は,川路柳虹などの口語詩がいわゆる〈新体詩〉の定型から脱離したときから,自由詩の概念が始まった。7・5,5・7,7・7の,和歌と俳句からうけついだ旧来の音数律をすてたので,ここになんの規則も拘束もない,ほとんど散文の行分けにひとしい自由詩が横行するようになった。…
※「口語詩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」