同じい(読み)オナジイ

デジタル大辞泉 「同じい」の意味・読み・例文・類語

おなじ・い【同じい】

[形]《シク活用形容詞「おなじ」の口語化
同じである。変わらない。等しい。
「異種諸民族間の貿易起源と―・かった」〈柳田・山の人生
(「おなじく」の形で副詞的に用いて)同様に。等しく。「彼と―・く私も東京の生まれです」
[類語]同じ同様同然一緒等しい相等しいイコール一つ普遍共に一斉に同時おんな同じく同一同等同数同格おっつかっつ等し並み軌を一にする選ぶ所がない

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関連語 実例 オナ 自分

精選版 日本国語大辞典 「同じい」の意味・読み・例文・類語

おなじ・い【同】

  1. 〘 形容詞口語形活用 〙 ( シク活用形容詞「おなじ(同)」の口語化したもの。現在はあまり用いられず、形容動詞「同じ」が多く使われる ) 同一である。同様である。
    1. [初出の実例]「陰は次第に消していくぞ。乾の卦の徳と同しいぞ」(出典:両足院本周易抄(1477))
    2. 「自分と同(オナ)じい年頃の十二三歳の子供が」(出典:赤い船(1910)〈小川未明〉海の少年)

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