名臣言行録(読み)メイシンゲンコウロク(英語表記)Míng chén yán xíng lù

デジタル大辞泉 「名臣言行録」の意味・読み・例文・類語

めいしんげんこうろく〔メイシンゲンカウロク〕【名臣言行録】

中国代の史書。前集10巻、後集14巻。朱熹しゅき撰。成立年未詳。宋の名臣たちの文集伝記から抜粋して集録したもの。宋名臣言行録。

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精選版 日本国語大辞典 「名臣言行録」の意味・読み・例文・類語

めいしんげんこうろく‥ゲンカウロク【名臣言行録】

  1. 中国の伝記。七五巻。朱熹撰。「五朝名臣言行録」一〇巻、「三朝名臣言行録」一四巻と、朱熹にならって李幼武が撰した「皇朝名臣言行録」八巻、「四朝名臣言行録」上下二六巻、「皇朝道学名臣言行外録」一七巻の五書を合冊したもの。現行本では前集・後集・続集・別集・外集と称する。北宋南宋の忠臣義人らの言行を著書や伝記から集録し、世の教えとしようとしたもの。

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改訂新版 世界大百科事典 「名臣言行録」の意味・わかりやすい解説

名臣言行録 (めいしんげんこうろく)
Míng chén yán xíng lù

中国宋代の名臣とうたわれた人々の言行や逸話などを列伝風に記した書。朱熹(しゆき)(子)の著。〈五朝名臣言行録〉10巻(前集),〈三朝名臣言行録〉14巻(後集)の総称前者は宋初より英宗朝に至る65人,後者は英宗朝から徽(き)宗朝に至る42人の伝記をそれぞれ収める。帝王学のテキストとして,また,あるべき臣下手本として,中国のみならず朝鮮・日本でもよく読まれた。のちに李幼武がこの続編(続集・別集・外集)を著し,南宋の名臣の事跡を補った。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「名臣言行録」の意味・わかりやすい解説

名臣言行録
めいしんげんこうろく
Ming-chen-yan-xing-lu

中国,宋の学者朱子とその弟子李幼武とが著わした伝記集。「前集」 10巻,「後集」 14巻 (以上朱子の著) ,「続集」8巻,「別集」 26巻,「外集」 17巻 (以上李幼武の著) から成る。北宋初期~南宋中期の著名人の文集や紀伝なかから,世教に益するものを選び,その要を綴ったもの。

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百科事典マイペディア 「名臣言行録」の意味・わかりやすい解説

名臣言行録【めいしんげんこうろく】

中国,宋代の治世・教訓書。前集10巻,後集14巻,続集8巻,別集26巻,外集17巻。前・後集は宋の朱熹著。続集以下は南宋の李幼武が補った。北宋8代,南宋4代の諸名臣の言行を,当時の文集や伝記中から集めたもの。

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