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周辺減光 シュウヘンゲンコウ

デジタル大辞泉の解説

しゅうへん‐げんこう〔シウヘンゲンクワウ〕【周辺減光】

カメラのレンズなどの光学系において、光軸(レンズの中心軸)から周辺部へ離れるに従い光量が減り暗くなる性質のこと。周辺光量低下。周辺光量不足。
太陽表面の輝度が中心から周辺部へ離れるに従い減少する現象。地球から目にする光球は半透明のガスからなり、中心部ではより内部の高温の層を見通せるが、周辺部では浅い低温の層しか観測できないことによって生じる。縁辺効果

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百科事典マイペディアの解説

周辺減光【しゅうへんげんこう】

縁辺効果とも。太陽の表面の輝度が中央から周辺に向かうにつれて減少する現象。太陽表面の中央を地球から観測する場合には温度の高い光球の奥深くまで見通せるのに対して,周辺は半透明なガス体を斜めから見ることになるために生じる。

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世界大百科事典 第2版の解説

しゅうへんげんこう【周辺減光 limb darkening】

太陽の表面で,輝度が中央より周辺に向かうにつれて減少する現象。縁辺効果ともいう。可視光で見える太陽面のことを光球というが,これは半透明なガス体である。この光球では外側ほど温度が低くなっている。太陽面の中央を地球から見ると温度の高い光球の奥深くまで見通すことができ,その結果,高い輝度をもっているように観測される。一方,太陽面の周辺を観測すると,半透明なガス体を斜めから見ることになるために,奥深くまでは見通せず,温度の低い光球の外側の層を見る結果となり,低い輝度で光っているように観測される。

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大辞林 第三版の解説

しゅうへんげんこう【周辺減光】

太陽の光球面が中心より周辺へ行くほど暗く見える現象。周辺ではガス体である光球の表面層の比較的浅く低温の層を見ることになるためで、この現象は大気をもつ惑星にも見られる。縁辺効果。

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世界大百科事典内の周辺減光の言及

【光球】より

…また太陽面の明るさは中央部でもっとも明るく,周辺部で暗い。この現象を周辺減光といい,やはり上層が低温であることを意味する。光球の最下層の温度は6400K,最上層では約4300Kである。…

【太陽】より

…事実,太陽は一様な明るさではなく,周辺に向かって暗くなっている。これを周辺減光と呼ぶ。このことから光球の中で温度がどのように分布しているかを知ることができる。…

【太陽スペクトル】より

…図1には太陽全面からの放射強度を示しているが,太陽面の各場所に分けて測定すると可視光では周縁部は中央部に比べて暗い。これを周辺減光という。周辺減光は最外層ほど温度が低いことを示す。…

※「周辺減光」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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