保険経営の動機が利潤追求を目的とするもの。営利保険は資本主義経済の発展に伴って近代保険の本流となり、経済機構における不可欠の制度として相関的に発展を遂げてきた。営利保険のおもな経営形態としては個人保険業者と株式会社とがある。個人保険業者の組織としては、イギリスのロイズがよく知られているが、現在、資本主義諸国の大部分では株式会社が主要形態となっている。なお、相互会社によるものも多くみられる。これは、法的には営利法人とみなされていないので営利保険でないとする論者もあるが、実態は営利保険である。非営利保険の形態としては社会保険、国営保険、組合保険などがある。社会保険は社会政策的見地からおもに国家が経営する保険、国営保険は私企業の立場からは採算のとれないものを経済政策的見地から国家資本によって経営するもの、組合保険は農民や中小業者などが地域的、職域的に組合組織で保険事業を経営するものである。
[金子卓治]
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