デジタル大辞泉
「嘉辰」の意味・読み・例文・類語
か‐しん【×嘉×辰/佳×辰】
めでたい日。よい日柄。「きたる一五日の―に式を執り行う」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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か‐しん【嘉辰・佳辰】
- 〘 名詞 〙 よい日。めでたい日。良辰。
- [初出の実例]「在二此嘉辰一、賜以二密宴一」(出典:本朝文粋(1060頃)一一・晴添草樹光詩序〈大江朝綱〉)
- [その他の文献]〔王筠‐五日望採拾詩〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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嘉辰 (かしん)
朗詠の曲名。歌詞は〈嘉辰令月歓無極(かしんれいげつかんぶきよく),万歳千秋楽未央(ばんぜいせんしゆうらくびよう)〉。出典は中国の詩人謝偃(しやえん)の雑言詩で,藤原公任撰《和漢朗詠集》巻下に収められている。朗詠の現行15曲のうち,訓読せず漢音直読される唯一の曲であるが,かつては訓で朗詠されることもあった。《江談抄》はこの詩句を引いて,踏歌(とうか)の際にうたわれる詩と説明している。
執筆者:田辺 史郎
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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普及版 字通
「嘉辰」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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嘉辰
かしん
朗詠の曲名。「嘉辰令月歓無極 (かしんれいげつかんむきょく) …」という歌詞の歌い出しを曲名とする。古くは,「嘉辰令月」または「臨時客」とも題した。謝偃 (しゃえん) の唐詩を朗詠するもので,『和漢朗詠集』には,「祝 (いわい) 」と題するものの第1曲として収録されている。現行のものは,明治3 (1870) 年復曲。一の句・二の句・三の句として,同一詞章を音域を変えて3回歌うが,一の句は「令月」から,二の句は最初から,三の句は「歓無極」から唱える。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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