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国家破産 こっかはさん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国家破産
こっかはさん

国家が自己の債務の一部または全部を放棄することをいう。具体的には,国債元金切捨て,利子の切捨てないしは延期などで,国債に関する義務履行を放棄する場合である。こうした手段は,戦争,内乱,革命などの財政窮迫時にしばしばとられてきたが,その代表的事例としては,フランスの大革命期やロシアの社会主義革命による国債破棄があげられる。またこのような直接的な国債破棄のほかに,インフレーションの高進による国債の事実上の破棄も国家破産の一種と考えられ,第1次世界大戦後のドイツや第2次世界大戦後の日本などの場合は,その例といえよう。

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デジタル大辞泉の解説

こっか‐はさん〔コクカ‐〕【国家破産】

国家が債務の履行不可能になった状態。主に支払期日のきた国債の元金と利子との全部または一部を支払わないことにいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

こっかはさん【国家破産 state bankruptcy】

国債破棄ともいう。国家がその負担する公債の利払いおよび償還の義務の一部または全部を履行しないことをいう。一般に,公債発行によって財政資金が調達されても,その元利払いは将来の税等の経常収入によって負担されねばならない。国家がその負担を免れるために,非常の財政措置としてその義務を履行しないのが国家破産である。たとえば,戦争等のために巨額の公債発行がなされた場合,戦後もながい期間に重い公債費の負担がおしかかってくる。

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大辞林 第三版の解説

こっかはさん【国家破産】

国家がその債務(特に対外債務)に対する支払いを履行しえなくなった状態。

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