国庫債券(読み)こっこさいけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国庫債券
こっこさいけん

一般的には国庫が資金繰りのために振出す比較的短期の債券をさすが,明確な定義はない。長期の公債 (国債) や資金繰りのための一時的な短期政府証券も国庫債券であることに変りない。しかし日本には国庫債券という名称をもつ公債が第2次世界大戦前に発行されたことがしばしばあり,この言葉はむしろこれら特定の公債をさすものと理解される。この国庫債券は日露戦争の戦費調達のため初めて発行され,第1次世界大戦以後種々の目的のために発行された。通常償還期間5年以下の5分利国庫債券であった。

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デジタル大辞泉の解説

こっこ‐さいけん〔コクコ‐〕【国庫債券】

国債に対する権利を表示する証券。ふつう国債証券とよばれるが、特別の需要をみたすために発行する国債証券をさす場合がある。

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百科事典マイペディアの解説

国庫債券【こっこさいけん】

確定公債に借り換えるまで一時的に資金を調達する場合,または数ヵ年にわたって国庫収支を適合させようとする場合に発行される公債。概して短期または中期のものが多い。日本では日露戦争の際に初発行,1917年から本格的に制度化。なお国債を表示する証券をさすこともある。

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