財政計画(読み)ざいせいけいかく

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

財政計画
ざいせいけいかく

長期的視野に立った財政政策を実行するために策定される多年度にわたる歳出歳入計画。日本では,財政再建論議に資するための一つの参考資料として,1976年度から当該年度をベースとする財政収支試算を作成してきた。しかし,財政の現状をより踏まえた積み上げ方式による財政計画の必要性が指摘されたことから,81年度に当該予算前提とする財政の中期展望 (1980~85年度) が財政計画の試案として作成された。その後,毎年年度をずらしてほぼ同様のものが作成されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典 第2版の解説

ざいせいけいかく【財政計画 fiscal plan】

国や政府関係機関,あるいは地方公共団体が毎年度策定する〈予算〉は,1年間にわたる財政支出活動の計画である。したがって予算は,財政計画の典型であり,制度的に最も整備され,かつ拘束力の強いものとみなすことができる。しかし,予算はあくまでも1年間という期間に限定されたものであるため,計画としての機能には限界があることが指摘されてきた。とくに社会保障関係の支出が比重を高めるにつれ,より長期的な視点から財政運営を行う必要性が認識されるにいたった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報