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国際農業開発基金 こくさいのうぎょうかいはつききんInternational Fund for Agricultural Development; IFAD

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

国際農業開発基金
こくさいのうぎょうかいはつききん
International Fund for Agricultural Development; IFAD

発展途上国の食糧生産と栄養を改善するため,他の金融機関による融資を補足するかたちで資金援助を行なうことを目的とする国連専門機関。1974年の世界食糧会議で決議され,1977年に発足した。農業を対象とし,発展途上国の生産改善に効果的な事業計画への貸し出し,小農や農地をもたない農民を開発段階に組み込むための資金拠出を行なう。国際復興開発銀行世界銀行),国際開発協会(第二世界銀行)など他の融資開発機構と共同開発した事業計画も行なう。内容は灌漑,水管理,統合的農業開発,農業定住開発,小農への農業融資,畜産開発など。本部はイタリアのローマ。2012年現在,加盟国は 168。

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デジタル大辞泉の解説

こくさい‐のうぎょうかいはつききん〔‐ノウゲフカイハツキキン〕【国際農業開発基金】

イファド(IFAD)

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百科事典マイペディアの解説

国際農業開発基金【こくさいのうぎょうかいはつききん】

International Fund for Agricultural Developmentといい,略称IFAD。国連専門機関の一つ。発展途上国の農業開発の促進,食糧生産の増大,生活水準の向上を目的とし,1977年設立。

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大辞林 第三版の解説

こくさいのうぎょうかいはつききん【国際農業開発基金】

国際連合の専門機関の一。食糧生産の増大や農業開発のため、発展途上国に融資を行う。1977年発足。本部はローマ。 IFAD 。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

国際農業開発基金
こくさいのうぎょうかいはつききん
International Fund for Agricultural Development

1974年11月に国際連合の主催で開催された国連食糧会議(世界食糧会議)において、先進国と産油国との協力の下に、開発途上国の農業生産拡大のために緩和された条件で資金協力を行うことを目的とする基金の設立が決議され、77年11月30日に15番目の国連の専門機関として発足した。略称IFAD。本部はローマに置かれ、2000年現在で加盟国は161か国である(日本は原加盟国)。同じ国連の専門機関である国連食糧農業機関(FAO(ファオ))が食糧および農業に関する情報収集などの間接援助を主たる目的としているのに対し、IFADは食糧生産の増大、農業開発、農村住民の生活水準の向上、飢餓の追放などのために直接融資を行う事業的機関としての性格を有している。さらにIFADは、新国際経済秩序を背景に新しく創設された国際機構であるため、先進国に有利な加重投票制が排され、主要機関である総務会、理事会では、先進国、産油国、開発途上国がそれぞれ3分の1ずつの投票権を有し、平等参加権が確保される仕組みとなっている。[横川 新]
『位田隆一「国際農業開発基金――機構と機能」(『岡山大学法学会雑誌』第32巻第3・4号所収・1983・岡山大学)』

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