圧延機(読み)あつえんき

百科事典マイペディア「圧延機」の解説

圧延機【あつえんき】

金属,貴金属の板をロールと平板の,またはロール同士の間に挟み,ロールの回転により通過させて展伸・圧延を行い板材に加工する機械。鉄鋼加工用の圧延機は18世紀までに出現。金・銀・鉛など軟質金属圧延のロール機使用はさらにレオナルド・ダ・ビンチにさかのぼる。今日の圧延機は,ストリップミルのような大量連続生産機,大型の分塊圧延機など,素材から製品までの工程が自動制御されるものが多い。圧延機はロールの本数により2〜4本の2〜4段式,それ以上の多段式に分け,また多数の小径ロールを大径ロールのまわりに配置した遊星式などもある。
→関連項目直接圧延

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精選版 日本国語大辞典「圧延機」の解説

あつえん‐き【圧延機】

〙 金属素材を、回転している二本のロールの間に入れておし延ばす機械。

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デジタル大辞泉「圧延機」の解説

あつえん‐き【圧延機】

回転する二つのロールの間に常温または高熱の金属を通して圧延する機械。

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世界大百科事典 第2版「圧延機」の解説

あつえんき【圧延機 rolling mill】

圧延を行うのに使用される機械の総称。ロールを平板上,または相手ロールと対にして転がし,その間で材料を薄く延ばすことがその基本である。
[沿革]
 圧延機と名づけられる最初のものは,レオナルド・ダ・ビンチの発明したものにさかのぼる。彼は1495年に手回しの2段圧延機を考案・製作し,貴金属を圧延して貨幣の素材を作った。板用,形材用,棒鋼用の圧延機は,すでに18世紀前までに出現しているが,当時の動力人力家畜の力に求めていた。

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