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地産地消 ちさんちしょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

地産地消
ちさんちしょう

地域で生産された農産物や水産品を,その地域で消費すること。消費者の食に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売形態の多様化を背景に,「互いの顔が見える」関係で生産品を直接購入・販売できる機会を設け,この場を通じて地域の農林水産業と関連産業の活性化をはかる。さらに地域資源の確保,地域の所得機会の創出食育の推進,食文化伝承などへつなげることを目指す。2005年には食料・農業・農村基本法の基本計画において,食糧自給率の向上に向けた取り組みとして位置づけられた。活動には地域内での連帯が欠かせないため,各自治体では計画の策定が積極的に推進され,農林水産省による国庫補助事業を活用する動きも増加した。おもな活動として産地直結農産物直売所朝市がある。

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知恵蔵の解説

地産地消

その土地で生産された農産物をその土地で消費すること。「地産地消」を売り物に、ファーマーズ・マーケットと呼ばれる直売所や朝市が、売り上げを伸ばしている。消費者が生産者と生産地のはっきりした地場産農産物に安心を求めるようになったためと推測される。2005年には618地域で地産地消推進計画が策定された。地産地消は、卸売市場間の転送や過剰規格、過剰包装などといった、既存の市場流通が持つ課題を浮き彫りにし、輸入に依存した食生活のあり方にも反省を迫っている。

(池上甲一 近畿大学農学部教授 / 2007年)

地産地消

地域で得られる農作物や水産品をその地で消費すること。ネットによる通販などで遠方の食品の取り寄せが盛んになる一方、地元で栽培される野菜、捕れる魚介、飼育される肉類、古くから伝わる郷土料理、味噌や焼酎といった特産品など、旬の風味と栄養価値を見直して健康維持及び食文化の伝承につなげようとする動きが、各地で目立っている。背景には、スローフードやマクロビオティックが食生活の基本として推奨していること、一般消費者の健康志向の増大などがある。地産地消は、一種の地域ブランド(産地や生産者名を明らかにし、味や安全性などをアピール)を生む結果をももたらした。

(中島富美子 フード・ジャーナリスト / 2007年)

出典 (株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について 情報

デジタル大辞泉の解説

ちさん‐ちしょう〔‐チセウ〕【地産地消】

《「地域生産地域消費」「地元生産地元消費」などの略》その地域で作られた農産物・水産物を、その地域で消費すること。また、その考え方や運動。輸送費用を抑え、フードマイレージ削減や、地域の食材・食文化への理解促進(食育)、地域経済活性化、食料自給率のアップなどにつながるものと期待されている。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

農林水産関係用語集の解説

地産地消

地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取組

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大辞林 第三版の解説

ちさんちしょう【地産地消】

地元でとれた生産物を地元で消費すること。

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