地産地消(読み)チサンチショウ

デジタル大辞泉 「地産地消」の意味・読み・例文・類語

ちさん‐ちしょう〔‐チセウ〕【地産地消】

《「地域生産地域消費」「地元生産地元消費」などの略》その地域で作られた農産物水産物を、その地域で消費すること。また、その考え方運動輸送費用を抑え、フードマイレージ削減や、地域の食材食文化への理解促進(食育)、地域経済活性化、食料自給率アップなどにつながるものと期待されている。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「地産地消」の意味・わかりやすい解説

地産地消
ちさんちしょう

地域で生産された農産物や水産品を,その地域で消費すること。消費者の食に対する安全・安心志向の高まりや生産者の販売形態の多様化を背景に,「互いの顔が見える」関係で生産品を直接購入・販売できる機会を設け,この場を通じて地域の農林水産業と関連産業の活性化をはかる。さらに地域資源の確保,地域の所得機会の創出,食育の推進,食文化の伝承などへつなげることを目指す。2005年には食料・農業・農村基本法の基本計画において,食糧自給率の向上に向けた取り組みとして位置づけられた。活動には地域内での連帯が欠かせないため,各自治体では計画の策定が積極的に推進され,農林水産省による国庫補助事業を活用する動きも増加した。おもな活動として産地直結の農産物直売所や朝市がある。

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四字熟語を知る辞典 「地産地消」の解説

地産地消

その地域で作られた農産物・水産物を、その地域で消費すること。

[使用例] 当然、海外で生産、加工された食品は輸送によって本国へ運ばれる。地産地消に比べれば、その分、輸送にエネルギーが費やされることになる[青沼陽一郎*食料植民地ニッポン|2008]

[解説] 「地域生産地域消費」「地元生産地元消費」などの略。

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農林水産関係用語集 「地産地消」の解説

地産地消

地域の消費者ニーズに即応した農業生産と、生産された農産物を地域で消費しようとする活動を通じて、農業者と消費者を結びつける取組。

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