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産地直結 さんちちょっけつ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

産地直結
さんちちょっけつ

産直とも略称される。生産者の小グループと消費者団体が需給計画を示し合い,それに基づいて契約を結んで行う取引形態。農家が団地で朝市を開いて野菜や果実を直売したのが始りで,次の3つの形態がある。 (1) 消費者団体がある特産品について主産地と直結する。 (2) 消費者団体が多品目の生鮮食料品を近隣の農業協同組合と契約取引をする。 (3) 農協の集配センターを通じて農民団体と消費者団体とが直結する。また本来の産直定義からははずれるが,トラック運送業者が品目を限って農漁協と消費者を結ぶ産直便サービスを実施している。

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世界大百科事典 第2版の解説

さんちちょっけつ【産地直結】

産地直結(略して産直ということが多い)の概念や定義は必ずしも統一されていない。(1)卸売市場を経由せず,また〈せり〉取引を原則としない流通方式,あるいは(2)商人資本の手を経由しない流通形態,などの定義もあるが,これだけでは物的流通の形態面に重きをおきすぎた定義のきらいがある。後述のように,生産者主体と消費者主体の食料をめぐる品質や安全性,価格,資本の流通市場支配に対する不満から,それに対抗するために成立したものである。

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世界大百科事典内の産地直結の言及

【野菜】より

…野菜の場合,農家手取り価格は小売価格のおよそ半分で,流通コストの小売価格に占める割合が大きい。この高い流通コストに注目し,近年,集配センターや産地直結取引など卸売市場を経由しない流通経路が選択されてきている。一般にバイパス流通と呼ばれ,予約相対取引により,生産者,消費者相互に流通コストを分け合おうとするものである。…

※「産地直結」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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