コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

外記猿 げきざる

5件 の用語解説(外記猿の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

外記猿
げきざる

長唄の曲名。本名題『外記節猿』。文化7 (1824) 年初演。4世杵屋三郎助 (のちの 10世杵屋六左衛門 ) 作曲。外記節を長唄に取入れながら復活を試みた外記節三曲のうちの一曲。猿回しが芸をさせるという内容で,本調子の辻打ちという前弾きから外記ガカリの猿の出となり,猿の芸の『お染久松』のくだりは宮薗節を借りた聞かせどころ

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

げきざる【外記猿】

歌舞伎舞踊長唄。本名題「外記節猿」。4世杵屋三郎助作曲。文政7年(1824)初演。猿回しが屋敷に呼ばれ、めでたい芸を見せる。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

世界大百科事典 第2版の解説

げきざる【外記猿】

歌舞伎舞踊。長唄。本名題《外記節猿(げきぶしさる)》。1824年(文政7)7月,杵屋(きねや)三郎助(のちに10世杵屋六左衛門)が,当時すでに失われていた外記節の復活を目指して作曲。《石橋(しやつきよう)》《傀儡師(かいらいし)》と合わせて外記節三曲と称し,長唄でも別扱いされる。しかし,外記節の匂いは薄い。猿回しが武家屋敷に呼び入れられて,猿に芸をさせるという内容で,舞踊の振りはのちに付けられ,現在各流が独自に振り付けて盛行。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

大辞林 第三版の解説

げきざる【外記猿】

歌舞伎舞踊の一。長唄。本名題「外記節猿」。四世杵屋きねや三郎助作曲。1824年初演。猿回しを題材とし、外記節の曲風を利用したもの。

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

外記猿
げきざる

長唄(ながうた)の曲名。歌舞伎(かぶき)舞踊の一つ。本名題(ほんなだい)は『外記節猿(げきぶしざる)』。1824年(文政7)初演。作詞者不詳、4世杵屋(きねや)三郎助(10世六左衛門)作曲。17世紀中ごろに流行した「外記節」を復活して取り入れた曲とされている。歌い出しの部分に何か所か浄瑠璃(じょうるり)的な旋律の動きがみられるが、外記節がどの程度復活されたかは疑問である。歌詞の内容は、屋敷の前を通りかかった猿回しが、庭内に呼び入れられて主人の前で芸を披露するというもの。芝居小屋の場面を表す辻(つじ)打ちの太鼓で始まり、「四つ竹の合方(あいかた)」や「宮神楽(みやかぐら)の合方」を入れ、猿が踊る場面ではテンポの早い曲調となる。調弦は、本調子→二上り→本調子。[茂手木潔子]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

外記猿の関連キーワード外記節二人椀久安宅松歌舞伎狂言薩摩外記素襖落本名題高尾懺悔薩摩外記(初代)《外記節猿》

今日のキーワード

信長協奏曲(コンツェルト)

石井あゆみによる漫画作品。戦国時代にタイムスリップした現代の高校生が病弱な織田信長の身代わりとして生きていく姿を描く。『ゲッサン』2009年第1号から連載開始。小学館ゲッサン少年サンデーコミックス既刊...

続きを読む

コトバンク for iPhone