日本歴史地名大系 「大福遺跡」の解説
大福遺跡
だいふくいせき
縄文晩期の甕棺墓は東西二二メートル、南北二三メートルの範囲に一二個集中し、弥生中期の甕棺に大型の鉢をかぶせた北九州の甕棺の埋め方によく似た例や、幼児を葬った小型の木棺も見つかっている。また銅鐸をまねて作った粘土製の鐸が出土。古墳時代のものでは小型で底の丸い布留式土器が船形と円形の穴から多数発見され、なんらかの祭祀に使用されたものと推定されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報