大福遺跡(読み)だいふくいせき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

奈良県桜井市大字大福,寺川左岸の自然堤防上に占地する縄文時代晩期から奈良時代にかけての複合遺跡で,弥生後期を主体とする遺跡。 1985年,大福小学校旧校舎改築に伴う桜井市教育委員会の事前調査に際し,弥生後期の2号方形周溝遺構西側溝より納された状態で銅鐸 (どうたく) が出土した。突線鈕1式袈裟襷 (けさがだすき) 文銅鐸で高さ 44.4cm,袈裟襷文が幅 2cmで帯状に描かれていたが,具象画はない。この遺構は墓の可能性があり,平地の集落跡や墓から銅鐸が出土した例はほとんど知られておらず,銅鐸の性格を考える上で注目される。

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