大道具方(読み)オオドウグカタ

デジタル大辞泉 「大道具方」の意味・読み・例文・類語

おおどうぐ‐かた〔おほダウグ‐〕【大道具方】

大道具製作・飾りつけなどを担当する人。

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精選版 日本国語大辞典 「大道具方」の意味・読み・例文・類語

おおどうぐ‐かたおほダウグ‥【大道具方】

  1. 〘 名詞 〙 歌舞伎の大道具を製作し、舞台飾り付けや幕の開閉回り舞台操作せり上げ綱引きなどを担当した者。現在は、新劇映画テレビなどの舞台装置を担当する者もいう。大道具。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大道具方」の意味・わかりやすい解説

大道具方
おおどうぐかた

歌舞伎の舞台装置を担当した大工職が,専門職として独立したとき,これを大道具方と呼び,彼らの組立てた装置を大道具と称した。大道具方は,定められた大道具帳 (舞台装置図) によって道具を作製し,配置から開演中の移動までを担当する。歌舞伎の場合は独特の舞台機構を駆使し,仕掛物 (特別の仕掛けのある道具) を扱うため,専門技術を要した。江戸期から続く長谷川勘兵衛という専門職がある。

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