デジタル大辞泉 「大銀杏」の意味・読み・例文・類語 おお‐いちょう〔おほイチヤウ〕【大銀=杏】 1 イチョウの大木。2 武士の髪形で、髷まげの先をイチョウの葉の形に広げて結うもの。相撲では十両以上の力士が結う。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
精選版 日本国語大辞典 「大銀杏」の意味・読み・例文・類語 おお‐いちょうおほイチャウ【大銀杏】 〘 名詞 〙① 銀杏の大木。[初出の実例]「立てる一木(ひとき)の大鴨脚樹(オホイテフ)」(出典:唱歌・鉄道唱歌(1900)〈大和田建樹〉東海道)② 男子結髪の一つ。髷の刷毛先を銀杏の葉の形に大きく広げたもの。月代(さかやき)は小さく、両端は低く、中央は高くなっている。相撲では十両以上の力士が結う。大銀杏②〈岩木絵づくし〉[初出の実例]「前髪のなだれ両の耳にふりわけ、髱(つとう)ゆたかにたてかけ髪の大銀杏(イテフ)」(出典:浮世草子・御前義経記(1700)一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「大銀杏」の意味・わかりやすい解説 大銀杏おおいちょう 十両以上の関取が場所入り,取組,土俵入りなどの公式の場で結う髪形。まげの先がイチョウの葉のように広がっているところから大銀杏と名づけられた。幕下以下はすべて丁髷 (ちょんまげ) であるが,十両との取組,初っ切り,甚句,弓取り,断髪式などのときは,大銀杏を結い土俵に上がる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by