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天人合一 てんじんごういつtiān rén hé yī

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世界大百科事典 第2版の解説

てんじんごういつ【天人合一 tiān rén hé yī】

天と人間との関係をどうとらえるかという問題は,中国思想史を貫く大きなテーマであるが,天・人を対立するものとせず,本来それは一体のものであるとする思想,あるいはその一体性の回復を目ざす修養,または一体となった境地を〈天人合一〉と呼んでいる。すでに《荘子》において表明されているが,これを盛んに唱道したのは宋代の道学者であった。朱子学でいう〈天理を存し人欲を去る〉という命題もひとつの天人合一論ということができる。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

天人合一
てんじんごういつ

旧中国において、天と人間とは本来的に合一性をもつとし、あるいは、人は天に合一すべきものとする思想。中国では、超越的存在としての天の概念がきわめて有力で、人の天に対する独自性は発想されることが少なかったから、人の天への合一が、人間の不完全性の克服として考えられた。儒家の天命説も、道家の、人は作為を捨て天と一致せよとする説も、広義では天人合一の思想といえる。とくに漢代の儒教では、自然現象と人間世界の現象との間に、相互の照応や因果関係があるとされ、そこに、自然現象の根源としての天と、人間との相関が考えられた。これは、陰陽説などを吸収しつつ、天人の合一性を自然観・人間観のなかで理論化したものである。この漢代の天人合一・天人相関の思想では、君主の行為の適否に応じて自然現象に祥端(しょうずい)・災異が生じ、ひいては人間の生活に決定的な影響が及ぶとされたが、これは、天と人間一般とを媒介する中軸の位置に君主を置くことにより、君主に超人間的権威を付与するものであった。[内山俊彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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