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太地[町] たいじ

百科事典マイペディアの解説

太地[町]【たいじ】

和歌山県南東部,熊野灘に臨む小半島にある東牟婁(ひがしむろ)郡の町。中心の太地港は日本の捕鯨発祥地として知られ,1677年網取法が考案されて発展。近海捕鯨の衰退後は南氷洋への捕鯨出稼(でかせぎ)も多かったが,現在はイセエビの放流,ブリの定置網やカツオ一本釣り漁業が盛ん。
→関連項目捕鯨

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世界大百科事典 第2版の解説

たいじ【太地[町]】

和歌山県南東部,東牟婁(ひがしむろ)郡の町。人口3907(1995)。熊野灘に突出する小半島を占め,海岸段丘をなす鷲ノ巣崎,灯明崎の二つの岬に囲まれた太地湾奥に中心集落がある。面積5.96km2は県下市町村中最小である。日本捕鯨発祥の地といわれており,捕鯨の起源は1606年(慶長11)和田頼元が刺手組を組織して鯨突漁を始めたことにあるといわれる。77年(延宝5)には頼元の孫頼治が鯨網漁を考案して捕鯨は急速に発展したが,1878年に暴風雨により100人余の死者を出し,漁船,漁具なども失ったため衰えた。

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世界大百科事典内の太地[町]の言及

【捕鯨】より

…その矛で捕獲されていたクジラはイルカの類と想像され,捕鯨と呼ぶには規模の小さいものであったと考えられる。 組織的な捕鯨の発祥地は,和歌山県の太地町といわれている。すなわち,1606年(慶長11),源頼朝の功臣和田義盛の後裔(こうえい)頼元は,銛で突いて捕る捕鯨を始め,〈刺し手組〉と名付けられた。…

※「太地[町]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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