デジタル大辞泉 「奇貨居くべし」の意味・読み・例文・類語
奇貨 居 くべし
[補説]書名別項。→奇貨居くべし
出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報
珍奇なものは、目下の用はなくとも、他日を期して手元に置いておくのがよいとの意。
中国、戦国時代の秦(しん)の丞相(じょうしょう)(大臣)呂不韋(りょふい)が、若年にして商売に従事していたとき、秦の太子安国君の子の子楚(しそ)が趙(ちょう)の国の人質となり冷遇されているのをみて、子楚を商品に見立てていったことば。『史記』「呂不韋伝」が伝える故事。呂不韋は子楚に近づいて金銭と美姫(びき)を献上し、のち秦に帰って荘襄(しょうじょう)王となった子楚により丞相に取り立てられ、権勢を振るった。後世、これが転じて、「好機逸すべからず」の意にも用いられる。
[田所義行]
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