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奇貨居くべし キカオクベシ

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デジタル大辞泉の解説

奇貨(きか)居(お)くべし

《秦の商人呂不韋(りょふい)が趙に人質になっていた秦の王子子楚(しそ)を助けて、あとでうまく利用しようとしたという「史記」呂不韋伝の故事から》珍しい品物は買っておけば、あとで大きな利益をあげる材料になるだろう。得がたい好機を逃さず利用しなければならない意にいう。

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大辞林 第三版の解説

きかおくべし【奇貨居くべし】

〔史記 呂不韋伝
珍しい品物であるから、今買っておいて後日利益を得るがよい。
得がたい機会だから逃さず利用すべきだ。 〔秦しんの相となった呂不韋りよふいがまだ商人だった頃、趙ちようの人質になっていた子楚(始皇帝の父)を見てこれをうまく利用しようとして言った語〕

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

奇貨居くべし
きかおくべし

珍奇なものは、目下の用はなくとも、他日を期して手元に置いておくのがよいとの意。
 中国、戦国時代の秦(しん)の丞相(じょうしょう)(大臣)呂不韋(りょふい)が、若年にして商売に従事していたとき、秦の太子安国君の子の子楚(しそ)が趙(ちょう)の国の人質となり冷遇されているのをみて、子楚を商品に見立てていったことば。『史記』「呂不韋伝」が伝える故事。呂不韋は子楚に近づいて金銭と美姫(びき)を献上し、のち秦に帰って荘襄(しょうじょう)王となった子楚により丞相に取り立てられ、権勢を振るった。後世、これが転じて、「好機逸すべからず」の意にも用いられる。[田所義行]

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