日本歴史地名大系 「奈良原神社」の解説
奈良原神社
ならばらじんじや
信仰は原始の山岳信仰にさかのぼるが、「奈良原山略縁起」(光林寺蔵)は、大宝元年(七〇一)文徳天皇勅願により僧徳蔵が白山権現を祀ったことに始まるという。水源の神である児守権現・勝手明神はその摂社として祀られたものである。
旧社地は南東約四キロの地点で、いつ移ったかは不明であるが、境内の神木、県指定天然記念物の子持杉は樹齢一千年以上と推定されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報