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媒染染料 ばいせんせんりょうmordant dye

7件 の用語解説(媒染染料の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

媒染染料
ばいせんせんりょう
mordant dye

媒染によって繊維を染める染料。天然染料の多くは,水には溶けても,直接繊維には染まりにくいが,あらかじめ繊維に金属塩の水溶液を十分にしみこませておくと,堅牢な染色が得られる。こうした染色法を媒染,使用する金属塩を媒染剤という。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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デジタル大辞泉の解説

ばいせん‐せんりょう〔‐センレウ〕【媒染染料】

繊維に対する染着性がなく、媒染剤仲立ちとして染色を行う染料。天然染料に多く、茜(あかね)アリザリンなどがある。

出典|小学館
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百科事典マイペディアの解説

媒染染料【ばいせんせんりょう】

直接繊維に染まりにくく,媒染剤を用いて染色しなければならない染料。丈夫な染色が得られるが,染色法が他に比較して面倒。アリザリンなど天然染料の多くは媒染染料である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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栄養・生化学辞典の解説

媒染染料

 それ自体は繊維を染めないが,繊維を媒染剤で処理すると染色することができる染料.媒染剤としては金属錯塩を用い,色素は,その金属と不溶性の金属錯塩を形成して染色する.

出典|朝倉書店
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世界大百科事典 第2版の解説

ばいせんせんりょう【媒染染料 mordant dye】

媒染染料は本来,繊維に直接の染着力をもたず,媒染剤で処理した繊維に染着する染料であるが,その染着機構である金属と錯塩を形成することに着目すれば,媒染剤で染色の前あるいは後で処理する媒染可能な酸性染料である酸性媒染染料酸性媒染染料から発達し分子内にすでに金属を錯塩としてもっている1:1型金属錯塩染料,1:2型金属錯塩染料まで媒染染料として考えることもできる。しかし一般的には金属錯塩染料は酸性染料の部属として扱い,媒染染料としては,本来の媒染染料,酸性媒染染料,およびアルマイト用染料の3種を含めるのが普通である。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
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大辞林 第三版の解説

ばいせんせんりょう【媒染染料】

単独では繊維に染着できず、媒染剤と繊維上で化学反応をして不溶性有色物質となって染着する染料。アリザリンなど。

出典|三省堂
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

媒染染料
ばいせんせんりょう
mordant dyes

繊維に直接に染着する性質がなく、適当な媒染剤により繊維に定着できる色素をいう。
 セルロース繊維を塩基性染料で直接に染めることはできないが、あらかじめ媒染剤であるタンニン溶液に木綿を浸しておき、ついで塩基性染料で染色すると染着できる。天然染料のほとんどは媒染染料で、ミョウバンなどのアルミニウム塩を媒染剤とするアリザリンによるトルコ赤は、その代表である。
 合成染料においては、化学構造的には、アゾ、キサンテン、ニトロソ、アントラキノン系に分類される。アントラキノン系がもっとも多い。いずれもスルホン酸基をもたず、金属イオンと錯塩を形成しうるヒドロキシ基をもっており、繊維上で水不溶性の金属錯塩をつくり定着しうるものである。概して耐光、洗濯堅牢(けんろう)度は良好であるが、染色法が煩雑で、均染性が悪く、色調も制御しにくいなどから、酸性染料系の媒染染料である酸性媒染染料以外、ほとんど用いられていない。[飛田満彦]

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)
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