宇土[市](読み)うと

百科事典マイペディア 「宇土[市]」の意味・わかりやすい解説

宇土[市]【うと】

熊本県中部,熊本平野の一部と宇土半島北半部を占める市。1958年市制。鹿児島本線が通じ三角(みすみ)線が分岐する中心市街は近世初頭小西行長居城キリシタン文化の一中心となり,のち細川氏城下町として発達。現在は国道3・57号線沿いに内陸工業地帯が形成されており,鉄鋼・化学・食品を中心に工業出荷額が伸びている。熊本市のベッドタウン化も顕著。ノリ・貝類養殖,ミカン・メロン栽培が盛ん。熊本城の宇土櫓(やぐら)は宇土城鶴城)から移築したもの。東部には花園レクリエーションエリアがある。74.30km2。3万7727人(2010)。

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