安全標識(読み)アンゼンヒョウシキ

デジタル大辞泉 「安全標識」の意味・読み・例文・類語

あんぜん‐ひょうしき〔‐ヘウシキ〕【安全標識】

事業場車両船舶などで、安全を確保するために用いる標識。色・形・文字によって表され、色では、防火禁止は赤と白、危険は黄赤と黒、注意は黄と黒、救護は緑と白、放射能赤紫と黄など9種類がJISで定められている。

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精選版 日本国語大辞典 「安全標識」の意味・読み・例文・類語

あんぜん‐ひょうしき‥ヘウシキ【安全標識】

  1. 〘 名詞 〙 安全確保のため、事業場、車両、船舶などで用いられる標識。防火、禁止、注意、用心、救護、方向などの標識があり、その形と色はJISによって規定される。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「安全標識」の意味・わかりやすい解説

安全標識
あんぜんひょうしき

工場鉱山などの事業場、車両、船舶などにおいて、安全性確保のために用いられる各種の標識。危険物の存在の表示、危険区域の指定、注意の喚起などを行い、事故を未然に防止するために用いられる。しかし、あくまでも災害防止対策の補助手段にすぎない。安全標識は、人目についてだれにでもわかりやすく、しかも全国共通なものであることが肝要であることから、その色と形が産業標準化法(昭和24年法律185号。2019年の法改正により、工業標準化法から名称変更)に基づくJIS(ジス)(日本産業規格)によって定められている。色は人目につく安全色彩が採用され、5種類の安全標識がある。(1)禁止標識と(2)防火標識は赤と白、(3)指示標識は青と白、(4)注意警告標識は黄と黒、(5)安全状態標識は緑と白の組合せで示し、それぞれ定められた図形につくられる。

[佐藤英善]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「安全標識」の意味・わかりやすい解説

安全標識
あんぜんひょうしき
safety sign

工場,鉱山,建設作業場その他で,安全の確保をはかる目的で表示する標識。特定色彩形状および文字または記号により,防火,禁止,危険,注意,救護,用心,放射能,方向,指導などを表示する。安全標識板には,普通の安全色彩を用いたもののほか,ケイ光安全色彩または反射安全標識を用いて,特に注意を促しているものもある。

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