安藤謙介(読み)アンドウ ケンスケ

20世紀日本人名事典 「安藤謙介」の解説

安藤 謙介
アンドウ ケンスケ

明治・大正期の官吏 京都市長;新潟県知事;衆院議員。



生年
嘉永7年1月(1854年)

没年
大正13(1924)年7月30日

出生地
土佐国安芸郡羽根(高知県室戸市)

学歴〔年〕
東京外国語学校〔明治19年〕卒,ペテルブルク大学

経歴
田野学館、藩校致道館に学ぶ。明治5年上京しニコライ塾でロシア語を学び、のち塾頭となる。9年外務省に入りロシア領事館勤務のためニコライと共にロシアに渡る。11年ペテルブルグ公使書記生となる。在勤しながら余暇に大学で法学・行政学を修め、15年にはペテルブルグ大学日本語学教授を務めた。18年帰国し、20年司法省に転じ名古屋控訴院検事となり、23年岐阜地裁検事正に進む。以来、前橋、熊本、横浜などの地裁検事正を歴任。29年富山県知事に任命され、31年千葉県知事となるが、同年辞して実業界に入り成田火災保険社長、植田無煙炭鉱会社社長を務める。36年富山県から衆院議員に当選1回。37年愛媛県知事となるが、42年休職、43年韓海漁業を創立して社長に就任。44年長崎県知事、大正2年新潟県知事となるが、3年大隈内閣になって退官。同年〜7年横浜市長、同年〜9年京都市長を務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

新訂 政治家人名事典 明治~昭和 「安藤謙介」の解説

安藤 謙介
アンドウ ケンスケ


肩書
京都市長

生年月日
安政1年1月(1854年)

出身地
土佐国(高知県)

経歴
明治36年衆議院議員。のち愛媛、長崎、新潟の各県知事を経て、横浜、京都の市長を歴任。

没年月日
大正13年7月30日

出典 日外アソシエーツ「新訂 政治家人名事典 明治~昭和」(2003年刊)新訂 政治家人名事典 明治~昭和について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「安藤謙介」の解説

安藤謙介 あんどう-けんすけ

1854-1924 明治-大正時代官僚,政治家。
嘉永(かえい)7年1月生まれ。ロシア語をまなび,外務省にはいる。検事をへて,富山,千葉の県知事となる。明治36年衆議院議員。のち愛媛,長崎,新潟の各県知事を歴任し,横浜,京都の市長をつとめた。大正13年7月30日死去。71歳。土佐(高知県)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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