日本歴史地名大系 「定勝寺」の解説
定勝寺
じようしようじ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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長野県木曽(きそ)郡大桑(おおくわ)村須原(すはら)にある臨済(りんざい)宗妙心寺派の寺。山号は浄戒山(じょうかいざん)。本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)。嘉慶(かけい)年間(1387~89)に創建。開基は木曽義仲(よしなか)11代の孫、右京大夫親豊(ちかとよ)、開山は初屋和尚(しょおくおしょう)。初め村内の他所にあったが、1455年(康正1)木曽家賢(いえかた)が現地に移して再建し、香林和尚を中興開山とした。以来、木曽氏の菩提寺(ぼだいじ)となった。山門、本堂、庫裡(くり)は国の重要文化財。寺宝に、木曽家賢書、木曽義定書などの古文書のほか、木曽義元画像、香林和尚頂相(ちんそう)、明兆(みんちょう)筆の十六善神画像、狩野元信(かのうもとのぶ)筆の達磨(だるま)画像2幅などがある。
[菅沼 晃]
出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報
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