定勝寺(読み)じようしようじ

日本歴史地名大系 「定勝寺」の解説

定勝寺
じようしようじ

[現在地名]大桑村大字須原 定勝寺

天保九年(一八三八)の「木曾巡行記」には「此村に浄戒山定勝寺といふあり、臨済宗京妙心寺末、よき寺なり。開山香林和尚、義仲十一代孫木曾右京太夫親豊本願にて法名定勝寺殿といふ。親豊の墓あり」とあり、木曾親豊が祖先追善のため創立したものと伝えられている。本尊釈迦如来

「吉蘇志略」には、

<資料は省略されています>

とその由緒を述べている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「定勝寺」の意味・わかりやすい解説

定勝寺
じょうしょうじ

長野県木曽(きそ)郡大桑(おおくわ)村須原(すはら)にある臨済(りんざい)宗妙心寺派の寺。山号は浄戒山(じょうかいざん)。本尊は釈迦如来(しゃかにょらい)。嘉慶(かけい)年間(1387~89)に創建開基は木曽義仲(よしなか)11代の孫、右京大夫親豊(ちかとよ)、開山は初屋和尚(しょおくおしょう)。初め村内の他所にあったが、1455年(康正1)木曽家賢(いえかた)が現地に移して再建し、香林和尚を中興開山とした。以来、木曽氏の菩提寺(ぼだいじ)となった。山門本堂庫裡(くり)は国の重要文化財。寺宝に、木曽家賢書、木曽義定書などの古文書のほか、木曽義元画像、香林和尚頂相(ちんそう)、明兆(みんちょう)筆の十六善神画像、狩野元信(かのうもとのぶ)筆の達磨(だるま)画像2幅などがある。

菅沼 晃]

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事典・日本の観光資源 「定勝寺」の解説

定勝寺

(長野県木曽郡大桑村)
信州の古寺百選指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

デジタル大辞泉プラス 「定勝寺」の解説

定勝寺

長野県木曽郡大桑村にある寺院。本堂、庫裏などが国の重要文化財に指定されている。

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