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宮崎友禅 みやざき ゆうぜん

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美術人名辞典の解説

宮崎友禅

江戸前・中期の染物絵師。京都生。のち金沢に移る。友禅染の祖。画に巧みで、花鳥文様だけでなく、物語絵・歌絵等も能くした。元文元年(1532)歿、83才。

出典|(株)思文閣
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デジタル版 日本人名大辞典+Plusの解説

宮崎友禅 みやざき-ゆうぜん

?-? 江戸時代前期-中期の画工。
友禅染の創始者とされている。元禄(げんろく)のころ京都でもてはやされた扇(おうぎ)絵師,絵法師で,その意匠が小袖(こそで)模様に応用された。元禄5年(1692)雛形本「余情(よせい)ひなかた」を刊行。一説に金沢で没したという。

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朝日日本歴史人物事典の解説

宮崎友禅

生年:生没年不詳
江戸中期の扇・染物絵師。日本の染織上画期的な,糊防染による彩色染法である友禅染の創始者として知られ,天和~元禄(1681~1704)ごろ活躍したとされる。その名は文献に多出するが,友禅のほか祐善,友泉,幽禅,勇禅,友染,友仙,有禅,幽仙と多様で,生没年,染色家としての経歴も明らかではなく,後年加賀に住み墓所が金沢にあるとする説も信憑性に乏しい。名が最初に文献に現れるのは,井原西鶴『好色一代男』(1682),『好色二代男』(1686),『男色大鑑』(1687)などで,当時京都の知恩院門前に住んだ絵師で,扇に機智に富んだ絵を描いて売ったのが大いに人気を博し,その図柄が衣装に写されたものもあったという。 『男色大鑑』に「幽禅の萩のすそ書」とあるように,自ら筆を取って模様を描いたこともあったようだが,染色家としていわゆる友禅染を行っていたかは明らかではなく,元禄5(1692)年の『余情ひいながた』(友禅自筆の唯一の雛型本)や,同年刊行の『私歌ものあらがい』の挿絵などをみても,染色家としてよりもすぐれた「デザイナー」として活躍していたとも思われる。世に友禅作とされる染めの掛軸の類はかなり残っているが,いずれも確証のあるものではなく,友禅染の技術の創始者ないし発明者としてはまだ謎の部分が多い。しかしいずれにしても中世から近世への服飾文化の流れのうえでの,織物から染め物への大きな転換,そしてその究極としての多彩で絵画性を持った友禅染の完成への原動力となったその存在は大きなものといわねばならない。

(山邊知行)

出典|朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版
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世界大百科事典 第2版の解説

みやざきゆうぜん【宮崎友禅】

友禅染を完成したとされる江戸時代の絵法師。生没年および人物について確かなことはわからない。《花の屑》に,1736年(元文1)6月,83歳没とあるが,真否は明らかでない。ただ《余情ひなかた》や《人倫重宝記》によると,17世紀の後半に京都知恩院の門前町に宮崎友禅という絵法師が住んでおり,彼は扇絵師で,その扇絵は当時おおいに人気を得ていたことが知られる。なかでも遊里島原へ通う大尽とよばれる粋人たちの持物に扇絵はかかせないものであった。

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大辞林 第三版の解説

みやざきゆうぜん【宮崎友禅】

江戸中期、京都の絵師。友禅染の創始者とされる。元禄(1688~1704)頃に扇絵の意匠を染め出した文様が友禅模様としてもてはやされたというが、確実なことは不明。生没年未詳。

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世界大百科事典内の宮崎友禅の言及

【友禅】より

…日本を代表する文様染。江戸中期に宮崎友禅によって完成されたと考えられている。〈友禅染〉の語は1687年(貞享4)発行の衣装雛形(ひながた)本《源氏ひなかた》にみえる。…

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