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害敵手段 がいてきしゅだん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

害敵手段
がいてきしゅだん

武力紛争時に交戦者が戦争目的を達成するために相手側交戦者に対して行う戦闘行為をいう。相手側交戦者の戦闘意思,戦闘能力を奪って,戦闘外におく。交戦者には害敵手段行使の権利が与えられるが,1907年の「陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則」は,「交戦者ハ害敵手段ノ選択ニ付無制限ノ権利ヲ有スルモノニ非ス」 (22条) と規定する。毒,毒ガス,細菌の使用,背信行為,不助命宣言,捕虜・傷病者・文民殺傷などは禁止されている。

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世界大百科事典 第2版の解説

がいてきしゅだん【害敵手段】

広義には,交戦国が戦争目的達成のため敵に対して行使する暴力的または策略的手段・方法の総称であり,狭義にはその中心を占める兵器を指す。交戦国は原則としてみずから有する害敵手段を総合的に行使しうるが,国際条約や慣習規則による制限には従わなければならない。このことは,1907年〈陸戦ノ法規慣例ニ関スル規則〉(ハーグ陸戦規則)で〈交戦者ハ害敵手段ノ選択ニ付,無制限ノ権利ヲ有スルモノニ非ス〉(22条)として明文化され,1949年のジュネーブ諸条約に対する1977年の第一追加議定書でも確認されている(35条)。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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