家累(読み)かるい

精選版 日本国語大辞典 「家累」の意味・読み・例文・類語

か‐るい【家累】

〘名〙
① 家庭内のわずらいごと。
一家係累負担となるような家族
随筆・鑒禅画適(1852)癖痴貧迂「管鮑貧交も家累に因て遂に䟽棄するに至んとす」 〔晉書‐芸術伝・戴洋〕

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デジタル大辞泉 「家累」の意味・読み・例文・類語

か‐るい【家累】

家族内の悩み事。
一家の係累。家族。
「―甚だ多からざれば」〈竜渓経国美談
[類語]家族一家家内家人うちの人肉親親子親兄弟妻子骨肉血肉けつにく身内身寄り係累家眷かけん一家眷属いっかけんぞく妻子眷属さいしけんぞく一族ファミリー家庭

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普及版 字通 「家累」の読み・字形・画数・意味

【家累】かるい

家族や使用人たち。梁・昭明太子〔陶淵明伝〕事を執る之れを聞き、以て彭澤の令と爲す。家累(かるゐ)(家族眷属)を以て自ら隨はず。

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