デジタル大辞泉 「血肉」の意味・読み・例文・類語 けつ‐にく【血肉】 1 血と肉。また、生身のからだ。ちにく。2 血縁のごく近いもの。肉親。骨肉。ちにく。[類語]家族・一家・家内・家人・家うちの人・肉親・親子・親兄弟・妻子・骨肉・身内・身寄り・係累・家累・家眷かけん・一家眷属いっかけんぞく・妻子眷属さいしけんぞく・一族・ファミリー・家庭 ち‐にく【血肉】 《「血肉けつにく」の湯桶読み》⇒けつにく(血肉) 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「血肉」の意味・読み・例文・類語 けつ‐にく【血肉】 〘 名詞 〙① 血と肉。また、血と肉からなるもの。生身の体。また比喩的に、そのものを形作っている要素。[初出の実例]「終には是れ、山川の土なれども、捨て難きは、血肉(ケツニク)の身也」(出典:源平盛衰記(14C前)一一)「かつてその理想と表裏して作品の血肉を形成した生活の実質が」(出典:志賀直哉論(1953)〈中村光夫〉山科の記憶)[その他の文献]〔韓非子‐八説〕② 血のつながりのある一族。肉親。骨肉。〔和英語林集成(初版)(1867)〕 ち‐にく【血肉】 〘 名詞 〙① 血のつながり。血縁。けつにく。[初出の実例]「血肉(チニク)をわけた親類中」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)三)② 血管が浮き出ていること。[初出の実例]「目頭に血肉(チニク)の現れるのと」(出典:恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉一九) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例