内の人(読み)ウチノヒト

デジタル大辞泉 「内の人」の意味・読み・例文・類語

うち‐の‐ひと【内の人】

一緒に暮らしている人。家族
妻が第三者に対して自分の夫をいう語。「内の人が、よろしくと言っておりました」
[類語](1一家家内家人肉親親子親兄弟妻子骨肉血肉けつにく身内身寄り係累家累家眷かけん一家眷属いっかけんぞく妻子眷属さいしけんぞく一族ファミリー家庭家族/(2主人亭主旦那ハズバンドハズ夫君宿六良人旦つく先夫前夫亡夫男鰥おとこやもめ寡夫

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関連語 猿座頭 実例

精選版 日本国語大辞典 「内の人」の意味・読み・例文・類語

うち【内】 の 人(ひと)

  1. ( 同じうちにいる人の意から )
  2. 亭主。主人。特に、妻が第三者に対して自分の夫のことをいう語。宅。やど。うちの。うち。
    1. [初出の実例]「あれはそなたの内の人か」(出典:虎寛本狂言・猿座頭(室町末‐近世初))
    2. 「妹に対しても彼を我夫(ウチノヒト)はちと可慙(はづか)しく」(出典:二人女房(1891‐92)〈尾崎紅葉〉上)
  3. 家族、または同じ家に住む人。

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