寂源(読み)じゃくげん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「寂源」の解説

寂源(2) じゃくげん

1630-1696 江戸時代前期の社僧,書家
寛永7年生まれ。藤木敦直(あつなお)の子。今出川晴季(はるすえ)の養子。寛文9年(1669)筑後(ちくご)(福岡県)高良(こうら)大社座主(ざす)となる。高良山植林の基をひらいたことで知られる。書を賀茂流の祖の実父本庄道芳(みちか)にまなび,詩歌にもすぐれた。元禄(げんろく)9年2月23日死去。67歳。京都出身。俗名は藤木宗直。法名は別に実源。編著に「高良山十景詩歌」。

寂源(1) じゃくげん

960/965-1024 平安時代中期の僧。
天徳4/康保(こうほう)2年生まれ。源雅信(まさのぶ)の子。母は藤原穆子(ぼくし)。天台宗右近衛(うこんえの)少将在任中の寛和(かんな)2年比叡(ひえい)山にのぼり,皇慶(こうげい)について出家,顕密二教をきわめる。長和2年(1013)山城(京都府)大原に勝林院をひらいた。治安(じあん)4年3月2日死去。60/65歳。俗名は時叙(ときのぶ)。通称は大原入道少将。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む