富士電機(読み)ふじでんき(英語表記)FUJI ELECTRIC CO., LTD.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「富士電機」の意味・わかりやすい解説

富士電機
ふじでんき

電機メーカー。1923年古河電気工業ドイツジーメンスとの提携で富士電機製造設立。1935年通信機部門を分離して富士通信機製造(現富士通)を設立,1968年川崎電機製造を合併。発電機,原子機器などの重電機器を中心に計測器,半導体,各種電動機,電力量計などの汎用機器,自動販売機などの特殊機器を生産している。1965年にはアメリカ合衆国ゼネラル・エレクトリック共同で,茨城県東海村に設置された日本で初めての商業用原子力発電所の原子炉を建設した。1984年社名に変更。パワー半導体,情報関連,自販機などで高いシェアを握る。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「富士電機」の解説

富士電機

正式社名「富士電機株式会社」。英文社名「FUJI ELECTRIC CO., LTD.」。電気機器製造業。大正12年(1923)「富士電機製造株式会社」設立。昭和59年(1984)「富士電機株式会社」に改称。平成15年(2003)純粋持株会社化にともない「富士電機ホールディングス株式会社」に改称。同23年(2011)子会社吸収合併事業持株会社となり、現在の社名に変更。本社は東京都品川区大崎。電気機器大手。各種電機システムや電子機器、半導体などの製造を手がける。富士通の母体企業。東京(第1部)・名古屋(第1部)・福岡の各証券取引所上場。証券コード6504。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「富士電機」の意味・わかりやすい解説

富士電機
ふじでんき

総合電機メーカーの旧名称。1923年(大正12)富士電機製造として設立。1984年(昭和59)富士電機に改称。2003年(平成15)全事業を分社化し、富士電機グループの持株会社「富士電機ホールディングス」となった。

[編集部]

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