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電力量計 デンリョクリョウケイ

デジタル大辞泉の解説

でんりょくりょう‐けい〔デンリヨクリヤウ‐〕【電力量計】

積算電力計

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百科事典マイペディアの解説

電力量計【でんりょくりょうけい】

積算電力計とも。一定時間内に負荷に消費された電気エネルギーを測る計器電力量料金の算定に使用されるものは,渦電流を利用して回転円板の回転速度を電力に比例させ,歯車機構の計数器によって回転数を指示させる。

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世界大百科事典 第2版の解説

でんりょくりょうけい【電力量計 energy meter】

積算電力計ともいう。積算計器一種で,有効電力を時間に対し積分した電力量,すなわちエネルギーを測定するもの。表示の単位にはkWhが用いられる。直流用と交流用とがあるが,交流電力量計が需要の大部分を占める。交流用には誘導形の一種である移動磁界方式が用いられる。原理を図に示す。アルミニウムの回転円板の上下に電圧,電流鉄心を配置し,これに巻線を巻く。電圧鉄心のコイルには負荷電圧と90゜位相の異なる電流が流れ,磁束を発生し,電流コイルによる磁束と併用すると移動磁界が発生する。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電力量計
でんりょくりょうけい

電力を時間的に積算した値(電力量)を表示する計器。積算電力計ともいう。一般に電力料金は、消費された電力量によって決められる場合が多い。したがって、これを正確に測定する電力量計は電力量の取引上きわめて重要な計器となっている。
 瞬時電力に比例する速度で回転する回転円板が、電力の使用期間中に回転した全回転数を積算して電力量を求める。直流用と交流用とがあり、前者には水銀電動機型、整流子電動機型などがあり、後者には誘導型が広く用いられている。誘導型の計器は構造が簡単なうえ、じょうぶで大量生産に適している。したがって価格も安く、一般家庭はもちろん、工業方面でも広く用いられている。現在は適当な交直変換器と組み合わせ、直流用にも用いられている。[高尾利治]

誘導型電力量計

良質の電気鉄板でつくられた電圧鉄心および電流鉄心に、それぞれ電圧コイルおよび電流コイルが巻かれており、アルミニウム製の回転円板を挟んで上下に配置されている。電圧コイルには負荷の端子電圧を加え、電流コイルには負荷電流を流すと、これらがいっしょになってつくる移動磁界によって、回転円板に負荷の瞬時電力に比例するトルクが働いて円板を移動磁界の方向に駆動する。一方、円板を挟んで制動磁石が配置されており、これによって回転円板に制動力が働く。このため、円板は負荷の瞬時電力に比例した速度で回転する。回転軸は歯車機構を介して回転数を積算する計量装置に接続され、ここに現れた数字で電力量を示す。計量装置が1キロワット時を示すときの円板の回転数を計器定数といい、家庭用のもので1000~2000回転である。なお、三相回路には単相回路用のものが2個用いられ、円板の回転軸は共通で一つの箱に収められる。[高尾利治]

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世界大百科事典内の電力量計の言及

【電気計器】より


[誘導形計器]
 移動磁界または回転磁界とそれによって発生する渦電流の間の相互作用を利用するものである。電力量計の原理となっている。
[振動片形計器]
 45~65Hzの商用周波数の測定,すなわち周波計に用いられる。…

※「電力量計」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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