小原温泉(読み)おばらおんせん

精選版 日本国語大辞典 「小原温泉」の意味・読み・例文・類語

おばら‐おんせんをばらヲンセン【小原温泉】

  1. 宮城県白石市にある温泉泉質単純泉硫黄泉

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日本歴史地名大系 「小原温泉」の解説

小原温泉
おばらおんせん

[現在地名]白石市小原

国道一一三号沿いにある。温泉は白石川沿いにふる湯・しん湯・かみの湯・鎌倉かまくらの四ヵ所に分れており、下流の新湯を除いては桂沢かつらさわという河谷に位置する。古湯は「小原村安永風土記」に「薬師堂在号湯道地」「此地有温泉。治眼疾等」とみえ、永禄年中(一五五八―七〇)の出湯と伝え記すが明らかではない。初代藩主伊達政宗、二代忠宗は寛永一〇年(一六三三)から同一六年にかけて何回か小原に川猟(主として鮎漁)にきているが、温泉入湯の記録はない(伊達政宗卿伝記史料)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「小原温泉」の意味・わかりやすい解説

小原温泉
おばらおんせん

宮城県南部、白石市(しろいしし)の南東部、白石川に沿う温泉。永禄(えいろく)年間(1558~1570)の発見で、眼病に効く薬湯として知られた。泉質は単純温泉硫黄(いおう)泉。付近には白石川に沿って碧玉渓(へきぎょくけい)、材木岩などの景勝地がある。国道113号が通じ、JR東北本線白石駅、東北新幹線白石蔵王駅からバスが通じる。

[長谷川典夫]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「小原温泉」の意味・わかりやすい解説

小原温泉
おばらおんせん

宮城県南部,阿武隈川の支流白石川にのぞむ温泉。白石市に属する。泉質は単純泉,硫酸塩泉。泉温は 52~65℃。白石川の上流にアユ釣りで知られる碧玉渓,下流に材木岩の景勝地がある。

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デジタル大辞泉プラス 「小原温泉」の解説

小原温泉

宮城県白石市の南東部、白石川に沿う温泉。古くから眼病に効くと言われている。

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