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小繫事件 こつなぎじけん

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世界大百科事典 第2版の解説

こつなぎじけん【小繫事件】

岩手県二戸郡一戸町小繫で1917年から66年まで50年にわたって争われた入会(いりあい)権の存否をめぐる一連の裁判をいう。小繫の30戸余りの住民は,江戸時代以来周囲の山林に立ち入って,まぐさ,薪炭材,建築材などを採取し,生活を支えてきた。ところがこの山林は,維新後の地所官民有区別の際,民有地となり,地頭であった者の個人名義とされた。それは,住民の代表者という趣旨であるが,その名義人が,1897年に無断で売却し,1907年鹿志村亀吉の所有に帰した。

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