日本大百科全書(ニッポニカ) 「小野上」の意味・わかりやすい解説
小野上
おのがみ
群馬県中部、北群馬郡にあった旧村名(小野上村(むら))。現在は渋川市(しぶかわし)の北西部を占める地域。2006年(平成18)渋川市に合併。旧村域は小野子(おのこ)火山(1208メートル)の南麓(なんろく)で、吾妻(あがつま)川の北に立地し、いわゆる日向(ひなた)通りの農村。コンニャクイモ、シイタケ、マイタケの栽培、安山岩の石材採取が行われる。東を旧三国(みくに)街道が通じ、JR吾妻線と国道353号が走って市街へ通じる。小野上温泉センター(塩川温泉)があり、また、吾妻川に面して奇勝岩井堂がある。小野上温泉駅から岩井堂、十二ヶ岳、小野子火山などへのハイキングコースがある。
[村木定雄]